バスケ用語集【戦術編】オフェンス・ディフェンス用語25選
バスケの基本的なプレーやルールは理解できたけど、「試合中の戦術がよくわからない」「解説者が言ってるオフェンス・ディフェンスの用語が難しい」と感じていない?
バスケは個人技だけじゃなく、チーム全体の戦術が勝敗を分ける。特にオフェンスとディフェンスの戦術用語を知っておくと、試合の流れや監督の采配がよく理解できるようになる。
この記事では、戦術に関する用語25個を解説していく。NBA、Bリーグ、日本代表の試合を観る時に、必ず役立つ内容だからぜひ最後まで読んでほしい。
まだ基本用語を覚えていない人は、先に【基本編】を読むことをおすすめする。
戦術・オフェンス系の用語
チームプレーや攻撃戦術に関する用語を紹介する。
ピック&ロール(Pick and Roll)
[意味]:スクリーンをかけた後、ゴール方向に走り込む連携プレー
バスケで最も基本的な戦術。味方がディフェンスの進路を塞ぐ「スクリーン」をかけて、その後ゴールに向かって走り込む。NBAでも頻繁に使われる。
【補足】ポイントガードとセンターの連携で特に効果的。
スクリーン(Screen)
[意味]:味方のディフェンスを妨害するために壁になること
ボールを持っていない味方のために、相手ディフェンスの進路を塞いで壁を作る。スクリーンをかける選手は動いてはいけない(動くと反則)。
アイソレーション / ISO(Isolation)
[意味]:1対1の状況を作り出し、エース選手に任せる戦術
他の4人が片側に寄って、エース選手とディフェンス1人の1対1を作る。個人技が光る場面で、試合終盤によく使われる。
ファストブレイク(Fast Break)
[意味]:相手の守備が整う前に素早く攻める速攻
リバウンドやスティールの直後、ディフェンスが戻る前に一気に攻め込む。スピードが武器のチームが得意とする戦術。
【補足】3対2、2対1など、数的有利な状況を作り出すのが理想。
スペーシング(Spacing)
[意味]:選手同士の距離を適切に保ち、攻めやすい状態を作ること
5人がコート上でバランスよく配置されることで、ドライブやパスのコースが生まれる。現代バスケでは特に重視される概念。
カット(Cut)
[意味]:ボールを持っていない状態で、ゴールに向かって走り込むこと
ディフェンスの隙を突いて、ゴール方向に素早く走り込んでパスをもらう動き。タイミングが合えば簡単に得点できる。
ポストアップ(Post Up)
[意味]:ゴール近くで背中を向けてボールをもらう体勢を作ること
センターやパワーフォワードが、ペイントエリア付近で有利な位置取りをしてボールを要求する。背中で相手を押しながらポジション争いをする。
ピック&ポップ(Pick and Pop)
[意味]:スクリーンをかけた後、外側に開いてシュートを狙うプレー
ピック&ロールと似ているけど、ゴールに走り込む代わりに外側に開いて3ポイントシュートを狙う。ビッグマンでもシュートが打てる選手が使う戦術。
ノールックパス(No-look Pass)
[意味]:パスを出す方向を見ずに出すトリックパス
相手ディフェンスを欺くために、視線は別の方向を向きながらパスを出す高度な技術。マジック・ジョンソンが有名。
バックドアカット(Backdoor Cut)
[意味]:ディフェンスの背後を突いてゴールに走り込むプレー
ディフェンスがボールに気を取られている隙に、その背後を通ってゴールに向かう動き。タイミングが合えばイージーシュートになる。
モーションオフェンス(Motion Offense)
[意味]:決まったパターンではなく、状況に応じて流動的に動く攻撃
選手全員が常に動き続け、スクリーンやカットを繰り返しながらチャンスを作る攻撃スタイル。ゴールデンステート・ウォリアーズが得意とする。
トランジション(Transition)
[意味]:攻守が切り替わる場面
ディフェンスからオフェンスに切り替わる瞬間、またはその逆。速攻を仕掛けるチャンスでもあり、守備を固める必要がある場面でもある。
ハイポスト(High Post)
[意味]:フリースローライン付近のエリア
ゴールから少し離れた、フリースローライン周辺の位置。ここでボールをもらってプレーすることを「ハイポストプレー」と呼ぶ。
ローポスト(Low Post)
[意味]:ゴール近く、ペイントエリア内の位置
ゴールに最も近いエリアで、センターやパワーフォワードが主に使う。ここから得点するのが最も確率が高い。
ディフェンス系の用語
守備に関する戦術用語。
マンツーマンディフェンス(Man-to-Man Defense)
[意味]:各選手が特定の相手選手を1対1でマークする守備方法
最も基本的なディフェンス戦術。自分の担当する相手選手を追いかけて守る。個人のディフェンス力が試される。
ゾーンディフェンス(Zone Defense)
[意味]:エリアを分担して守る守備方法
人ではなく、コート上のエリアを担当して守る戦術。2-3ゾーン、3-2ゾーンなど、配置の仕方にいくつかパターンがある。
【補足】NBAでは2001年まで禁止されていた。
プレスディフェンス(Press Defense)
[意味]:相手のコート深くから積極的にプレッシャーをかける守備
ハーフコートやフルコートで、ボールを持った相手に対して激しくプレッシャーをかける。体力を消耗するけど、相手のミスを誘いやすい。
スティール(Steal)
[意味]:相手からボールを奪い取ること
ドリブル中やパス中のボールをカットして奪う。スティールが成功すると速攻のチャンスになる。スティール数はスタッツとして記録される。
ブロックショット / ブロック(Block Shot)
[意味]:相手のシュートを跳ね返すこと
相手が放ったシュートを空中で弾き返すプレー。主にセンターやパワーフォワードの役割。ブロック数もスタッツとして記録される。
【補足】ボールが最高地点を過ぎた後に触るとゴールテンディング(反則)になる。
ヘルプディフェンス(Help Defense)
[意味]:味方のディフェンスを助けるためにカバーに入ること
自分のマークマンから離れて、抜かれた味方の代わりにディフェンスに入る。チームディフェンスの基本。
スイッチ(Switch)
[意味]:スクリーンプレー時にマークする相手を交換すること
スクリーンをかけられた時に、味方とマークを入れ替える守備戦術。ミスマッチが生まれるリスクもある。
チャージング(Charging)
[意味]:攻撃側がディフェンスに突っ込んでファウルを取られること
オフェンスプレーヤーが、既に守備位置を確立しているディフェンスに体当たりすると、攻撃側のファウルになる。逆にディフェンスが遅れて入るとブロッキングファウル(守備側の反則)になる。
ローテーション(Rotation)
[意味]:ディフェンスが連動して動き、穴を埋める守備
1人が抜かれた時に、他の選手が素早く動いてカバーし合う守備システム。チーム全体の連携が必要。
ボックスアウト(Box Out)
[意味]:リバウンド時に相手を体でブロックして有利な位置を取ること
シュートが打たれた瞬間、相手とゴールの間に体を入れてリバウンドを取りやすくする技術。リバウンド争いの基本。
トラップ(Trap)
[意味]:2人でボールを持つ相手を挟み込むディフェンス
コーナーやサイドラインに追い込んでから、2人で囲んでプレッシャーをかける。ターンオーバーを誘いやすい。
高度な戦術用語
より専門的な戦術用語を紹介する。
ミスマッチ(Mismatch)
[意味]:体格や能力に明らかな差がある対戦カード
小柄なガードが大きなセンターとマッチアップする、または逆のパターン。オフェンス側はミスマッチを作り出すことを狙う。
ペイントアタック(Paint Attack)
[意味]:ペイントエリア(ゴール下)に積極的に攻め込む戦術
外からのシュートではなく、ドライブやカットでゴール下に攻め込んで高確率のシュートを狙う攻撃スタイル。
スモールボール(Small Ball)
[意味]:大型センターを使わず、機動力重視の小柄な選手で組むスタイル
スピードとシュート力を重視し、従来のセンターの代わりにフォワードをセンターとして使う現代的な戦術。ゴールデンステート・ウォリアーズが流行させた。
ダブルチーム(Double Team)
[意味]:2人で1人の選手を守る戦術
エース選手を封じるために、2人がかりでディフェンスする。他の選手がフリーになるリスクがある。
ハンドオフ(Hand Off)
[意味]:手渡しでパスを渡すプレー
ドリブルせず、直接手渡しで味方にボールを渡す。スクリーンと組み合わせて使われることが多い。
まとめ
バスケの戦術用語25個を紹介してきた。
オフェンスとディフェンスの専門用語を理解しておけば、試合中の駆け引きや監督の采配が見えてくる。「なぜこの場面でピック&ロールを使ったのか」「なぜゾーンディフェンスに切り替えたのか」といった戦術的な面白さが理解できるようになるはずだ。
特に覚えておきたい重要な用語:
オフェンス系:ピック&ロール、アイソレーション、ファストブレイク、スペーシング
ディフェンス系:**マンツーマン、ゾーンディフェンス、ヘルプディフェンス、スイッチ
基本的なプレーやルールをまだ覚えていない人は、【基本編】も合わせて読んでほしい。基本と戦術の両方を理解すれば、バスケ観戦が何倍も楽しくなるからね。
わからない用語が出てきたら、いつでもこの記事に戻ってきて確認してくれ。バスケをもっと深く楽しむために、ぜひ活用してほしい!

